キャンプ用品、アウトドア用品

愛知県の秘境、ここ犬山キャンプ場はテレビ難視聴エリアだった
結婚したばかりの管理人アツシは花嫁のヒナちゃんに、なんとしてもテレビを見せてやりたいと願った
しかし、キャンプ場の目の前に立ちはだかる岩見山がテレビ電波を遮っていた
そのとき、一人の男が立ち上がった、優子社長のダンナだった。いいかげんで無責任な男だった。

キャンプ場、オートキャンプ場

★★★ 犬山キャンプ場は難視聴エリア、ヘンテナでテレビ受信 奮闘記 ★★★
ーキャンプ場 ヘンテナ・プロジェクトー


テレビが見れなくて不便を感じている方、テレビの映りが悪くて困っている方、実は僕もその一人でした。こんな山奥でテレビが映るはずもなく・・・。でも見たい!そんな想いから始まったプロジェクトです。


キャンプ場ガイド:ヘンテナ1〜3ch用 これ何だかわかりますか?針金を折り曲げて木の支えをつけて作っただけの、これがアンテナになるんです! 写真に写っているのがここのスタッフ、Bruce.T.辻(以下Mr.Bruce)です。テレビで困っていたある日、 Mr.Bruceがネットでおもしろいものを見つけたと。それがアンテナならぬヘンテナでした。 何でも、ある人がアンテナ作りの実験中にたまたま映ることがわかったとかで、 とにかくテレビが見れてしまう偶然の産物らしいです。 波長の計算式で出したサイズがそれぞれ(UHF、VHF等)あるのですが その作り方もだいたいこんなもんだろうというところで針金を折り曲げていくだけ。 アンテナ本来の精密さがないのです。でも映ってしまう。その理屈はわかっていません。 それで変なアンテナということでヘンテナと呼びます。これはおもしろい! さっそくやって見ようと思いました。

キャンプ場ガイド:伝説の場所(桜)そしてできたヘンテナ(5CHを中心に狙ったもの)をとりあえず高くて取り付け安そうな場所を選んで桜の木に取付けて見ました。”まさかこんなもので映るはずがない”とどこかで考えていたのも事実です。しかしあるだけの期待を寄せてテレビをつけました。1CH・・・声が聞こえる。2、・・・3、・・・4そして5CH!!何と映像がはっきりと映しだされました。みんなの歓声が!これは驚きです。過去、プロに頼んで無理と言われたテレビがこんな針金で映ってしまったのです。あの喜びは伝えようのないものがありました。それからさらなる画像を求めて様々な実験が開始されました。



キャンプ場ガイド:屋根の上

まずUとVをわけるためUV混合器を使って同じ場所で位置を調整しました。が、なかなかうまくいきません。そこでUを桜に残してVを離れた場所に移して試して見ました。しかしそれでも満足のいく結果は得れませんでした。Vにはハイ(1〜3CH)とロー(4〜12CH)があります。一本でいこうとするとハイかロー、どちらかが悪くなるようです。そこでUとVのハイとローをつなげるUVV混合器を購入してこんな挑戦もしました。上の写真です。この屋根は以前ここでキャンプ場を経営してた人がケーブルをひっぱった後が残されていた場所です。きっとテレビを見ていたに違いありません(どのように見ていたのかは未だに謎です)。さっそく試して見ました。しかしまたまた・・・。UVVの混合器を使うと減衰率が上がるようです。結局、画像はあまり良くありませんでした。

キャンプ場ガイド:7エレメントのヘンテナ

全部の画像をきれいに見ようと思ったら難しい・・・。行き詰まりを感じていた時、またおもしろいものをMr.Bruceがネットで見つけました。それは指向性を高めた5エレメントのヘンテナでした。まず、ヘンテナには指向性が低いという特徴があります。それは電波を拾い安いということを意味します。しかし指向性をあげれば特定の方向しか電波が拾えなくなります。でもその代わりに電波の収集率が上がるのです。それと屋根の実験でわかったことがありました。それはUの成績が良かったというこうと。Uで瀬戸タワーからのデジタル放送を強力に拾うことができればデジタルで全部のチャンネルが見えてしまうのでは??ということで5より強力な7エレメントのヘンテナに挑戦して見ました。しかし(^^;)結果はまたまたまた・・・。駄目でしたm(_ _)mどうやら屋根の上まであがっても山からの反射波を拾っているにすぎない見たいです。

キャンプ場ガイド:あきらめたヘンテナ <最終実験!>

途方に暮れる中、Mr.Bruceは夢を見ました。それは入り口付近、キャンプ場で一番高い場所、ここできれいな画像を見ている夢でした。今まで狭い範囲(テレビからなるべく近い場所)で考えていたことに気付かされ痛恨の思いでした。夢はきっと正夢。ここからなら直接波が狙えそうです。ケーブルが長くなるという問題がありましたが、これはブースターを複数使うことによって解決することにしました。実験は驚きの結果!画像はとてもよく直接波が狙えたのです。ここならいける!・・・ん?・・・ちょっと待てよ・・・ここなら普通に一般家庭用アンテナで狙えるんじゃないか・・・落ちですがそこにも気付いてしまいました(^^;)ヘンテナにこだわりたい気持ちはありましたがヘンテナですべてのチャンネルを狙うにはUVV混合器を使うのでもとの画像より減衰されます。デジタル波がもっと強くなる日を待つという方法も考えられますが待っていられません。悲しいですがここはひとまず普通のアンテナでやって見ようということになりました(右上の写真)。結果は思った通り。きれいにすべてのチャンネルをとることができました。ただUだけはケーブルが長いと減衰する見たいでちょっと画像が悪いです。これはまたブースターをアンテナのすぐ近くに設置して解決するつもりです。なにはともあれ、普通にテレビが見れるようになりました。ヘンテナは残念ですが、やっぱり嬉しいです。これで世間のニュースがやっとこさ見れますv(^-^)v


行き着いた結果、ヘンテナですべてのチャンネルを狙うのは難しいですが、やっぱりヘンテナはすごいです。緊急時やアウトドアではそこまでチャンネルの数にはこだわる必要はないでしょう。こんな針金を折り曲げただけのものでテレビがどこでも見れるとなればほんと便利です。将来、ヘンテナを使った商品をネットショップにて予定していますので楽しみにしておいてください(^-^)最後に、僕らはアンテナのプロではないです。ヘンテナはまだまだ可能性を秘めているかもわかりません。どうぞお試しあれ!

キャンプ場ガイド:よく見た風景