ジュークボックス

昭和レトロなジュークボックスがキャンプ場にやって来た!
大型ゴミに近い状態のジュークボックスをなんとか蘇らせて、昭和のサウンドを復活させたい
スタッフの夢を乗せて、ゴミのようなジュークボックスのレストア・プロジェクトがスタートした
幾多のハードルを乗越えて、おんぼろジュークボックスは見事に蘇った!
修理を終えたジュークボックスの貸出(レンタル)もご相談に応じます!

ジュークボックス

★★★ ジュークボックスの貸出・レンタルもご相談に応じます! ★★★


ージュークボックス再生計画ー

ジュークボックス・プロジェクトは現在

姉妹店の「昭和レトロ館 ワンモアタイム」に移行しました!

ジュークボックス1
2005年12月2日、1つの箱が到着しました。箱の中身は何だろう・・・♪
ジュークボックス2
箱から出て来たものはジュークボックス!レストハウスにこんなものがあればいいなぁ・・・と考えていた アイテムの1つです(^-^)夢にまで見たジュークボックスが犬キャンにやって来ました♪
さっそく動かして見ると全く・・・の状態(^^;)レスランが昭和の音に包まれることは祈りつつ、 気長にやって 行きます☆
レストアを待つジュークボックス ジュークボックスについていたレコードの台と名曲達です。 いい音がなるようにレコードをきれいに洗いました♪到着後、修理は順調に進んでいます(^0^) ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら、徐々にですが、直ってきています。 もしかしたら修理完了は近い日かも知れません(>_<)♪
修理中のジュークボックス
2006年8月
大型ゴミだったジュークボックスはほぼ完璧に復活しました。 ばんざ〜い \(^o^)/
機会をみて、写真つきのレポートを掲載したいと思いますが、とりあえず、今までにやったことを 簡便に記します。

1)全ての機能をチェックしたところ、アンプと選局コントローラーは正常に動作しているようでした。 問題はレールの上を走行するプレーヤー本体とコイン投入&カウントの部分でした。 マイクロコンピュータがまだ無かった当時、ジュークボックスの選局コントローラーは全て リレー式のロジック回路で構成されています。 カチカチ、バッチン!このメカ音がまたたまらなくいい感じです。 コントローラーに不具合はないようでしたが、念のため、リレーは全てはずして、端子を清掃し、 接点復活剤を綿棒で丹念に塗布した後に組み戻しました。

2)プレーヤーは非常に複雑なメカで構成されていて、その動作&役割を理解するのに 時間がかかりました。ここが理解できれば、今回の修理は終わったも同然、ここが一番 根気と集中力が要るところです。
先ずは切断していたゴムベルトを溶着してモーターの回転がスムーズに機構に 伝わるようにしました。 あとは、メカとにらめっこして、各部分の動作と役割をじっと観察しました。 手元にあったシーバーグ社のSMC2のマニュアルがとても参考になりました。

3)プレーヤーの動作不良の原因の殆どは長期保管による各部の固着でした。 しかし、CRCなどの潤滑油を闇雲に注油すればいいかというと、そういう問題でもありません。 油を完全に取り除くべき部分、粘度の低い潤滑油を必要とするる部分、グリスを必要とする部分 、つまり場所によって異なる対処が必要です。 はじめは闇雲にCRCを吹きかけたため、かえって動作不良の原因を作ってしまっていたようです。 結局、最終的にはメカ部分を全てボックス本体から分離して、ブレーキクリーナーで全ての油脂を 取り除きまた一から、各部の動作と役割を考えた上で、適切と思われる潤滑を施しました。
もし、また、同種のジュークボックスをレストアする機会があれば、最初からメカ部分を 分離して洗い油に付けるなどして、固着した油分やホコリを完全に取り除いてから、次の段階へ進むのが 正解だと思います。

4)針を下ろす場所のセッティング、針を上げる場所のセッティングはかなり微妙でした。 また、潤滑を施したことによってレコードの回転数が上がりすぎたので、モーターのスピード コントロールを調整して、回転数を下げました。

5)ターンテーブル及びフライホイール部分は完全に分離して、清掃とグリスアップを行ないました。 この部分にはターンテーブルの逆転機構が含まれ、よりスムーズな動きが要求されます。 逆転機構は、シーバーグの方式ともまったく異なっていた為、最後まで謎の解けなかった部分でもあります。 が分ってしまえば、非常にシンプルな仕組みでした。

6)コネクター、接点及びマイクロスイッチには接点復活剤を塗布して組み直しました。

8)コイン投入部分は全て分解清掃して組み直したら、問題なく動作してくれました。 100円で6曲、50円で2曲、20円で1曲です。コインの落下を感知するマイクロスイッチの配置を変えれば 料金設定の変更も可能ですが、そこは、もう、1969年当時の物価を繁栄して、オリジナルの設定のままに しておきます。(^^;

7)選局インジケーターのパイロットランプが1個断線していました。 ランプの使用は8V0.2A、ホームセンターでは売っていません。念のため、配線にテスターを当ててみると、 直流ではなく交流で点灯していある様子。これは現在取り寄せ中です。

総括:ジュークボックスのレストアはとっても楽しいです。 特にマニュアル等が無い場合は、ある種の推理ゲームのような感じで、謎が解けたときの喜びは それはもう、嬉しいです。そんな謎解きを何度も味わいながら、レストア作業は進んで行きます。 1969年と製造年はかなり古いのですが、マシーン自体は大変しっかり作ってあります。 ちゃんと整備だけしてあげれば、また当分の間、元気の動いてくれると思います。 ちょっと時間はかかりましたが、パイロットランプを除いては、補修パーツはなにも必要ありませんでで した。音もしっかりしていますので、アンプのコンデンサー交換も今のところ必要ないと思います。
また、このタイプのジュークはロネット針を使っているため、交換針の入手も容易でかつ安価です。 古いジュークの記事を見ると、「音質はそこそこ」という記述が殆どですが、ちゃんと整備し、針も新品に 交換して、レコードを聴いてみると、とても素敵な音が聴こえて来ました。 現代のCDだの、MDだの、MP3だのには決して出せないとっても素敵な音だと思います。

今回のジュークボックスも結局、根気&執念でなんとか直ってしまいました。

教訓:「やる気のないプロより、情熱のある素人だ!」


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